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理解度 | |
使用頻度 |
※あくまで、現役介護士がんちゃんの経験上の指標です。
ADL(Activities of Daily Living)の意味
ADL(日常生活動作)とは
- A…アクティビティー(動作・行動)
- DL…デイリーリビング‘(日常生活)
日本リハビリテーション医学会では
「ひとりの人間が独立して生活するために行う基本的な、しかも各人ともに共通に毎日繰り返される一連の動作群をいう」
と定義しています。
- 食事
- 入浴
- 排泄
- 更衣
- 移動
- 整容(洗面、歯磨き、整髪)
- など
生活を営む上で不可欠な基本的な行為、動作を指します。
要は人間が日常生活を送るために最低限必要な動作のことを言います。
BADL(Basic Activity of Daily Living)基本的日常生活動作、日常生活活動とも呼ばれますが、介護福祉医療の分野では一般的には「ADL」と呼ばれることがほとんどです。
ADL(日常生活動作)の介護現場での使われ方
施設介護職員間の場合
介護職員A
ここ最近、○○様のADLの低下が目立ってきたね
介護職員B
そうですね。年齢的に仕方ないけど、これ以上ADLが下がると、食事を一人で召し上がることも大変そうですね
家族とケアマネージャー(CM)
ご家族
最近、うちのおばあちゃんが何をするのも嫌がってしまい困っています
ケアマネジャー
そうですか。毎日少しづつでも、歩いたり、外にお連れするように声掛けの工夫をしてみましょう。何もしなければどんどんADLが低下してしまいますよ
ご家族
わかりました。声のかけ方に気を付けてみます
ケアマネジャー
そうですね。今のADLを維持し、少しでもADLが向上するように一緒に頑張りましょう
2パターンの例を紹介した通り「ADL」と言う言葉は、職員間の会話や家族、ケアマネージャーとの会話でもよく耳にすることがあります。
まとめ
- ADLとは生活を営む上で不可欠な基本的な行為、動作のこと
- 実際の介護現場でも頻繁に使われる
実際に介護現場では、個別カンファレンスが行われ、利用者様のADL(立位・歩行状態、食事摂取状況、入浴・更衣状況…などなど)について介護士、看護師、相談員、ケアマネージャー、栄養士と一緒に話し合う事もあるほど重要な用語になります。
がんちゃん
ぜひ覚えてください!