自分の親や、兄弟、親戚の高齢者の介護施設の入所をお考えの方も多いと思います。
できれば家で面倒を見てあげたいけど、それぞれの事情で介護施設や老人ホームを選択肢にいれることは決して珍しいことではありません。
しかし大変なのが「良い介護施設・老人ホームの選び方」です。特に初めてとなればどこに預ければいいのか悩みますよね。
なるべく親・兄弟・親戚の方によい環境で生活してもらいたいと思うのは当たり前のことです。
今回は現役介護士である私がんちゃんが「失敗しない介護施設・老人ホームを選ぶ3つのポイント」をご紹介します!
失敗しない老人ホームを選ぶ大事な3つのポイント
失敗しない老人ホームを選ぶポイントの紹介の前にまず必ず行ってほしいのが施設内見学です。
施設内見学とは、これから入所を考えている方が、前もってそちらの介護施設に電話連絡し、日程、時間を決め施設の中を見学できるものです。
多くの介護施設では相談員が対応してくれます。相談員が不在の時には施設ケアマネージャーや介護リーダーが対応してくれます。
いくらホームページでよいことが書いてあっても、写真が綺麗でも騙されてはいけません。写真なんていくらでも加工できますし、入所者をたくさん集めるためにあることないこと「いいこと」ばかりを書くことができます。施設内見学をすることで現場の雰囲気がよくわかります。
- 居室の様子(居室は個室、2人床、4人床と施設によって様々です)
- 食堂の様子(食事の時間帯であれば食事の様子や献立等)
- 共有スペースの様子
(普段利用者様が生活されている場です。食堂兼共有スペースという施設もあります) - 入浴の設備(一般浴、機械入浴はどのような物品を使用して入浴できるのか等)
- トイレの設備(トイレの広さや、プライバシーはしっかり守れるか等)
この他にも、共有スペース、面会場所、洗濯場の様子を見学できます。
※入浴、トイレは使用している際は中を見ることが出来ません。また、洗濯場はプライバシーの関係上見学できない施設もあります。
① 施設職員の様子を見てみよう!

気になる老人ホームがあったらまずは施設内見学に行ってみましょう!まず見るべきは施設の設備ではなく職員の対応と様子です。
職員がしっかりと挨拶はできているか・利用者様をなんと呼んでいるかをチェックしよう!
介護施設の見学をした際にすれ違う職員が挨拶ができるかチェックしましょう!
けだるそうに挨拶したり、職員自体に元気がない老人ホームは活気がなく空気がどんよりとしています。
また職員の入所者に対する対応も要チェックです。
老人ホームでは利用者の方を〇〇さん、〇〇様といった呼び方をせずに
- 〇〇ちゃん
- あだ名(ニックネーム)
などと友達のように利用者様を呼ぶ職員もまれにいます。
老人ホームの職員は毎日利用者様と生活されているため、実際に○○ちゃんやニックネームで呼ばれることもあります。
親しみを込めて呼ばれていることがほとんどですが、もし自分の親が○○ちゃんと呼ばれていたら家族としてはいい気持ちはしないですよね。
職員だけで立ち話をしていないかチェックしよう!
実際に特別養護老人ホームで働いている私からすれば、介護士はとにかく忙しいです。
1日の中でやるべきことはたくさんありますが、その中で数十分も職員だけで話、さらに仕事の話をしていないようなことがあれば要注意です。
施設内見学をした時に立ち話が目立っている老人ホームであれば、介護士がしっかりと働いていない可能性が十分にあります。
職員と利用者様が話しているときにきちんと目線を合わせ話しているかチェックしよう!
意外と見落としがちなポイントが「職員が利用者様と対話する目線」です!
老人ホームを利用する方は車椅子に乗っている方もたくさんいます。車椅子に座っているということは当然人より目線が下になるわけです。
車椅子に座っている利用者様と職員が対話をする際に、目線を合わせずに上から話していたら、良い気持ちはしないですよね。
ひとりひとりの利用者様としっかりと目線を合わせて対話をしている職員がいればその施設は安心です。
② 環境整備はしっかりとされているのか見てみてみよう!
職員の対応を見たら次は老人ホームの環境設備です。
職員がきちんとした対応をしていても、環境面がいまいちの老人ホームは避けたほうがよいでしょう。
老人ホームの環境整備を見る際には以下のポイントをチェックすることをおすすめします!
- 居室や食堂、共有スペースの掃除はできているか
- トイレや浴室の掃除はできているか
(トイレに排泄物が付いている、お風呂場がカビだらけではないか) - 中庭や外周の様子
(中庭の花壇は整理されているか、外周にゴミ等乱雑に置いていないか)
やはり自分の家族を預ける老人ホームが清潔感がないと預ける側としても心配になりますよね・・
わたしの働いている特別養護老人ホームでは毎日欠かさず清掃を行い、
- 誰が
- 何時に
- どこを
掃除したのかひと目でわかるように管理されています。意外と清掃管理をしていない介護施設も多いようですので、衛生面はしっかりとチェックしておきましょう!
③ 相談員や施設ケアマネージャーともたくさん話をしてみよう!

介護施設や老人ホームは入所してから相談員からは電話連絡(熱が出たり、ケガをした時)、施設ケアマネージャーからはケアプランの確認等、連絡をとることが多くあります。
一度預けてしまえば任せきり!
というわけではありません。
つまり入所者様だけでなく、ご家族の方もケアマネ―ジャーとのコミュニケーションをとる必要があります。
施設内見学を行った際にはケアマネジャーととにかくたくさん話しましょう!
話をする内容は
- 発熱や、ケガをしたときはすぐに電話連絡がしてもらえるか
- 1か月の施設利用料金
- お風呂の回数
- 面会の制限の有無
- 外出はあるか
- 散髪はしてもらえる
- 主治医はどこの先生
などなど、とにかくわからないことは何でも聞いてみましょう!これからご家族が生活する施設ですから質問しすぎて嫌われるということはありません。
まずは施設内見学から始めよう!
老人ホームを選ぶ際のポイントをまとめてみましたが、失敗しない老人ホームを選ぶのであればまずは施設内見学から始めてみましょう!
施設はひとつだけではなく、2つ3つと見て比較することで良し悪しがわかるようになります。
今では老人ホームを探すサイトもたくさんありますが、現役介護士である私がんちゃんがおすすめするサイトは【きらケア老人ホーム】です。
対応が早い・施設の情報が豊富などおすすめしたいポイントはたくさんありますが、とにかく見やすい!これに尽きます!
老人ホームは選ぶべきポイントがたくさんあるので情報がまとまっていないと他の施設と混同するケースが多々あります。
【きらケア老人ホーム】は情報がしっかりと整理されており、専門のアドバイザーがアドバイスしてくれるので老人ホーム選びに疲れることがありません。
よい老人ホームを探すのであれば必ず【きらケア老人ホーム】を利用することをおすすめします!
まとめ
- 施設内見学は必須!
- 職員の対応は要チェック
- 施設の環境をチェックしよう!
- わからないことはとにかく相談員に相談しよう!
今回、施設入所をお考えの方に、ざっくりではありますが、失敗しない老人ホームの選び方をご紹介させていただきました!
老人ホームは調べてもなかなか分からない事が多いと思いです。
右も左も分からないまま施設を決めてしまうと、
など後悔する羽目になります。
大切なご家族の方が過ごす第二の家ですから妥協せずに良い介護施設をしっかりと見極めて入所しましょう!