介護施設では毎日レクリエーションが行われています。
レクリエーションは入所者の体力維持やストレス発散に必要なものですが、実際にどのようなレクリエーションがあるのか知りたい方も多いと思います。
今回は現役介護士である私がんちゃんが、実際の現場で行われているレクリエーションとなぜレクリエーションを行うのかを解説してたいと思います!
レクリエーションを行う意味と理由
まず介護施設でレクリエーションを行うメリットや意味についてですが、入所されている方の殆どは時間になったから起きて、食事を摂って、オムツ交換をして、寝るというような生活を送る人が多いです。
そのため他者との交流が少なくなり、老化の進行が早まったり、ストレス発散の場所がなくなりがちです。
そんなときにレクリエーションが非常に効果的です。
レクリエーションを行うことで他の入所者だけでなく外部の人との交流が深めることができ、自然と会話をし自然と笑顔も出てきます。
介護施設のレクリエーションの種類

レクリエーションでは精神的にリラックスし、リフレッシュ効果を得られます。何より入所施設には大切な生活のメリハリが生まれます。
毎日同じレクを提供しても利用者様のなかには飽きてしまうかもいらっしゃいます。私の働いている介護施設では活動係を発足させ1週間から1か月ごとのスケジュールを作成しています。
月曜日 | 歌やカラオケ |
---|---|
火曜日 | 体操・口腔体操 |
水曜日 | 習字や水彩画 |
木曜日 | 塗り絵 |
金曜日 | 風船バレー |
土曜日 | 折り紙やちぎり絵 |
日曜日 | 輪投げ |
- カルタ
- 積み木
- ボール投げ
- テーブル卓球
- トランプ
- ほか
このように日替わりのメニューを作成し提供することで飽きずに取り組めます。また、スケジュールを組むことで実施する職員も毎日悩まずに実践できます。
いずれも老化防止やコミュニケーションの促進につながるレクリエーションばかりですので、入所者やそのご家族の方も安心して参加することができます。
身体を動かすレクリエーション
これまで紹介してレクリエーションは身体への負担があまり大きくないレクリエーションですが、体操や風船バレー、ボール投げをすることで身体を動かし、関節可動域や筋力の維持に繋げるレクリエーションもあります。
あくまでもレクリエーションの延長なのでPT(理学療法士)のリハビリのように本格的にはできませんが、定期的に身体を動かすことがとても大切です。
また、習字や塗り絵、折り紙を行うことで認知症の進行予防。身体や頭を動かすことで、夜間よく眠れない利用者様が休むことができたりとメリットが多くあります。
介護施設のレクリエーションは参加は強制!?
介護施設への入所を検討している方やそのご家族の方のなかには
という方もいると思います。
レクリエーションはあくまでも任意であり、強制ではありませんので安心してください。
ただし現場で働いている私からするとなるべくレクリエーションに参加していただいたほうが施設での生活を楽しむことができますし、認知予防にもつながります。
一人の時間が好きな人はどうすればいいの?
なるべくレクリエーションの参加をおすすめしますが、利用者様の全員が参加したいというものではありません。
利用者様の中には1人の時間が好き、他者と関わりを持つのが苦手という方も少なくありません。
実際に私の施設では、毎週日曜日になると誰も使用しないテレビの前に行き、囲碁の番組をみる男性利用者がいました。その方は、レクに全く興味がなく、いつも参加されません。そこで囲碁ができる人を探し、ボランティアで来園して頂き、囲碁を打つことになりました。
囲碁はレクでなく、余暇生活かもしれませんが、その方々に楽しみを提供する施設もありますのでご参考に!
レクリエーションが充実した介護施設を探そう!
私の働いている介護施設でのレクリエーションをご紹介しましたが、入所先によってレクリエーションは様々です。
自分やご家族の方にあったレクリエーションを行うためにはしっかりと情報収集をする必要があります。
実際に介護現場で働ている私がおすすめする介護施設探しのサイトはLIFULL介護です。
LIFULL介護であれば全国の介護施設をまとめて検索できますので、自分やご家族の方にあった施設を探すことができます。
予算だけでなく細かい条件でも検索できますので是非チェックしてみてください。

まとめ
- 歌やカラオケ
- 体操・口腔体操
- 習字や水彩画(これらは時間を要しますが参考までに)
- 塗り絵
- 風船バレー
- 折り紙やちぎり絵
- 輪投げ
- カルタ
- 積み木
- トランプ
- ボール投げ
- テーブル卓球
- 体操
- 風船バレー
- ボール投げ
以上のように介護施設ではさまざまなレクリエーションが行われています。
レクリエーションは強制ではありませんが体力面や精神面の安定のためになるべく参加することをおすすめします。
レクリエーションは入所先の施設によってことなりますので、ご家族や自分にあった施設を探してみてください!