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老人ホーム探し

短期入所(ショートステイ)で介護負担を軽減しよう!【実例あり】

こんばんわ!

現役介護士10年目のがんちゃんです。

私は特別養護老人ホームで働いていますが、よく聞くのが

自宅で面倒見たいけど面倒見きれない

という声です。

在宅介護をされている方、両親、義理の両親だからと言って毎日在宅介護を行うのは簡単なことではありません。

平日は仕事前に食事介助、排泄介助。仕事終わりに帰宅後は、同様に食事や排泄介助、さらには入浴介助、夜起きてオムツ交換をするのは並大抵な事ではないと思います。

また、仕事中でも両親の事が心配であり、気が休まらないこともあります。

土日や祝日はゆっくりしたい、外出や旅行をしたい、遠方の親戚のところに行きたい。という方は少なくないと思います。

今回は在宅介護の介護負担を軽減できる短期入所についてご紹介していと思います。

短期入所(ショートステイ)の2つの種類

短期入所とは文字通り「短期間施設に預けることのできるサービス」です。

がんちゃん
がんちゃん
「ショートステイ」という呼ばれ方もします。

短期入所は大きく2種類に分けられます。

① 短期入所生活介護

「短期入所生活介護」では特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム等で利用できます。食事、入浴、排泄の生活介助やレクリエーション・機能訓練等のサービスが受けることができます。

② 短期入所療養介護

介護老人保健施設や病院で利用できます。食事、入浴、排泄介助の他に必要な治療や医療等のサービスが受けられます。

がんちゃん
がんちゃん
イマイチわかりにくいですね・・比較してみてみましょう!

「短期入所生活介護」と「短期入所療養介護」の違い

短期入所生活介護 短期入所療養介護
食事
入浴
排泄
レクリエーション
機能訓練
医療行為

短期入所生活介護では夜間、基本的に看護師は不在となります。その際は介護職員しかいないため、医療行為を受けることはできません。

しかしすべての医療行為を受けられない訳ではありません。吸引や胃ろう等、資格を持っている介護職員がいるため、そのような施設では簡単な医療行為を受けることができます。施設の看護、介護体制によって大きく異なります。

短期入所(ショートステイ)を利用できる人

短期入所は残念ながら誰でも利用できるわけではありません。短期入所を利用できる方は「要介護1以上の認定を受けた方」が利用できます。

要介護1以上といってもどの程度かイメージつきにくいですよね。要介護1は以下の状態の方が対象となります。

要介護1の状態
  • 身のまわりの世話に何らかの介助を必要とする。(着替え・掃除など)
  • 立ち上がったり、片足での状態維持に補助を必要とする
  • 歩く際になんらかの補助を必要とする
  • 食事や排泄は一人でできる
  • 記憶力が低下したり、理解力の低下がみられることがある。

あくまでも目安となります。

介護認定をもらうためには主治医の判断が必要ですので、ご家族で介護の必要が有る方は一度病院にいったほうがよいでしょう。

短期入所の利用料金は?

気になるのは短期入所の料金ですよね。

短期入所は「介護認定」が高いほど料金も高くなるので、残念ながら一概に料金を明確にすることができません。

介護認定とは先程お伝えしたよう、介護状態がどのレベルかを表すものです。

つまり

要介護1 < 要介護2 < 要介護3 < 要介護4 < 要介護5

の順に利用料金が高くなります。

さらに、

  • 食事代
  • 送迎代
  • 個室・多床室なのか

によっても金額が変わります。

施設や要介護認定介護区分によっても違いがありますので、詳しく知りたい方は担当のケアマネージャーや施設に相談することをおすすめします。

がんちゃん
がんちゃん
先に予算を決めてしまうのも良いかもしれませんね!

先にある程度の予算を決めてしまったほうが施設選びがラク

何日間泊まれるの?

短期入所と聞くとなんとなく1日、長くても1週間程度をイメージされる方もいますが、短期入所は1泊から最長30日間利用することができます。

じゃあ30日を過ぎたら追い出されるの・・?

というとそんなことはないのでご安心ください。

ただし31日目以降は全額自己負担になるため注意が必要です。

全額自己負担にならないように利用する工夫が必要ですね!入所したら担当のケアマネージャーが相談に乗ってくれるので安心してください。

送迎の時間は?

短期入所を利用した場合、施設から送迎車が自宅まで迎えに着てくれます。

送迎時間は朝は8時~9時、夕方は16時くらいに施設職員が送迎します。時間の都合が合わない時には施設に連絡すれば、多少の前後は可能です。

時間によっては送迎を家族へお願いする場合や、介護タクシー等利用し入所して頂くこともあります。

施設やその日の送迎の順番によって異なりますので入所先で確認することをおすすめします。

短期入所(ショートステイ)利用時の注意点

在宅介護の負担を大きく減らせる短期入所ですが、利用時にいくつか注意点があるのでご紹介いたします。

体調に気を付けよう

短期入所を利用する当日に

  • 風邪を引いている
  • 熱がある

の場合は利用できない場合があります。短期入所はたくさんの方が利用している周りの方に風邪を移したら大変です。風邪だけでなく「普段歩いている人が歩けない」など、病院で見てもらわずに「原因不明のまま」の場合、通院し診断を受けてでなければ利用できない、または利用キャンセルとなることもあるので注意が必要です。

とにかく短期入所を利用する際には体調管理をしっかりと行いましょう。

反対に施設側で風邪や感染症が流行した場合も利用出来ないケースもあります。

送迎時職員に情報を伝えよう

送迎時には

  • 食事は摂れているか
  • いつ頃お通じがあったか
  • 薬の変更がないか

など近況を送迎にきた職員に伝えましょう。

情報は多ければ多いほど、急なトラブルにも対応することができます。

  • 好きなことがあるか
  • 嫌いな食べ物があるか

という情報だけでも職員は助かります。(経験上)

持ち物には全て名前を書こう!

短期入所先の施設は多くの方が生活されています。中には同じものを使用されている方もいるため、紛失防止のため名前を書きましょう。

がんちゃん
がんちゃん
特にお年寄りは間違えやすいです。トラブルを防ぐためにも名前はしっかりと書いておきましょう!

サービス利用後は利用中の話を聞いてみましょう!

短期入所といえど利用するお年寄りからすれば「自宅を離れることに不安」を抱きやすいです。

短期入所から帰ってきたあとは「ご飯は美味しかった?」「楽しかった?」等何でも良いので話を聞いてみてください。施設の中の様子がなんとなく分かりますし、話をするだけでもお互いに安心することができます。

お年寄りの場合生活場所が変わることで、普段より、身体の動きが悪くなる、夜眠れないという方もいますので、話をすることは大切です。

がんちゃん
がんちゃん
自宅でのケアも大切にしましょう!

重度の認知症の方の場合は職員に利用中の様子を聞くことで安心するかもしれません。

短期入所利用時の注意点まとめ
  1. 体調に気をつけよう!
  2. 送迎時に職員に近況を報告しよう!
  3. 持ち物にはしっかりと名前を書こう!
  4. 短期入所中の様子を聞こう!

【実例】短期入所を利用した私の実家の話

私は現在実家とは離れた所で生活しているおり、たまたま実家に帰ったときに両親から聞いた話です。

私の祖母は数年前から認知症を発症し、現在要介護3。

両親は共働きであり、出勤前や帰宅後に介助を行っています。施設入所を希望していますが、空きがなく入所待機という状況です。(特に特別養護老人ホームは利用料が安く、1つの施設でさえ待機者が数十名、数百名という施設も多くあります)

両親は

  • 「おばあちゃんがいるからどこにも行けない」
  • 「家で落ち着くこともできない」

と話していました。

認知症が進行していくと、他人の話は聞くが、家の人(特に、身近な子供や嫁)の話は聞いてもらえず、家族に暴言、拒否、声を荒げることが多くなってきました。

人によっては手や足を出してしまう高齢者の方もいます。

私の祖母も昔は穏やかな人でしたが、両親に対する、言動が強く、介護者である両親も大変な思いで、祖母には申し訳ないですがストレスを抱えていました。

そんな時、祖母のケアマネージャーが

入所することはできないが、短期入所はどうですか?

と話があり、両親はお願いしました。現在は週2回短期入所(ショートステイ)を利用しています。

両親も体力的にも精神的にも楽になり、土日は一緒に出掛けたり、遠方の私の所の孫に会いに来たりと幸せな時間を持つこともできるようになりました。

私の実家のように”週にたった2日だけ”でも介護のストレスは大きく軽減できますので、在宅介護に悩んでいる方や限界を感じている方は近くの短期入所先を探してみるのもよいのではないでしょうか。

  • 担当のケアマネがいたら短期入所ができるか聞いてみる
  • 週に1日2日でも預けることができたらストレスがかなりなくなる

短期入所の施設の探し方

短期入所(ショートステイ)を受け入れている施設は全国にたくさんあります。皆さんの身近な場所でも受け入れ先はきっとあると思いますが、ひとつひとつ聞きにいくのは非常にたいへんです。

そんなときには【きらケア老人ホーム】を利用してみてください。

【きらケア老人ホーム】なら全国ありとあらゆる施設が掲載されており、【予算】【入所日】など希望条件にあった入所先を探してくれます。

施設探しのプロがサポートしてくれるので、現在の介護状況も伝えると、よりスムーズに紹介してもらうことができます。

がんちゃん
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まとめ

短期入所について私の実感の実例も交えてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

これから入所希望を考えている家族は、短期入所を利用し、現場職員に覚えてもらえ、担当ケアマネージャーの施設を利用することで入所しやすいということもありますので参考にして頂ければと思います。

体力的、精神的に辛い思いをするのは辞め、プロにお願いする。

これは介助者、介護者、お互いの為でもあると思いますので、在宅介護に限界を感じている方は短期入所(ショートステイ)を是非検討してみて下さい。

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