こんばんわ!介護士のがんちゃんです。
今日は介護士の給料の安さについてご紹介いたします。
現在日本では65歳以上の高齢者の人口は約3400万人で総人口の27%となっています。
今もこれからも高齢者を支えていくのは私たち介護士です。国からは必要とされながら、なかなか給料は上がりません。
今回は
- なぜ介護士の給料は安いのか?
- 少しでも給料アップさせるには
の2点について詳しく解説していきます。
なぜ介護士の給料は安いのか?【3つの根深い理由】
①無資格でも始められるから給料が安い!
介護士として働いている方はご存知だと思いますが、介護士は資格がなくても働き始めることができます。
介護士の資格は主に
- 介護職員初任者研修
- 介護実務者研修
- 介護福祉士
といったものがありますが、これらの資格がなくても介護士は誰でも簡単に就ける仕事です。※「誰でも簡単」といったら誤解がうまれそうですが。。
介護職員初任者研修
旧ホームヘルパー2級。講義、実技の総時間130時間受講後、筆記試験あり。
介護実務者研修
旧ヘルパー1級相当。平成28年より「介護福祉士国家試験」から受験資格として実務経験3年以上+介護実務者研修の修了が必須となりました。
介護福祉士
名称独占の国家資格。介護現場における上位資格
たとえばお医者さん、薬剤師、弁護士、とかは資格がなければ仕事をすることができません。もし資格がなかったら捕まってしまいます。
でも介護は無資格でも仕事を始めることができるわけです。無資格OKという点が給料が低い要因の一つといえるでしょう。
②未経験でも始められるから給料が安い!
無資格に近い理由ですが、介護士は未経験でも始めることができます。
コンビニやスーパーのアルバイトもそうですよね。
専門知識や介護技術を持ってなくても
- 介護に少し興味があった
- やりたいことがないから介護にした
- 知り合いの紹介で始めてみた
とりあえず働くことができるのが介護業界です。
どの業界も新卒以外は「ある一定のスキルや経験」を求められますが、介護業界は年齢・性別キャリア問わずに未経験から始めることができます。
未経験でも始められるという点も介護士の給料が安い原因があるでしょう。
③介護事業はサービス料の単価が定められているから安い
ここが一番重要かもしれません。
実は介護業界の給料には「介護報酬」というものが大きく関わってきています。
介護保険施設が介護サービスを提供した場合または、居宅介護支援事業者が居宅介護支援を行った場合にその対価として支払われる報酬を介護報酬といいます。
原則利用者は1割負担とし、残りの9割は保険者(市町村)から事業者に支払われるようになっています。
介護報酬は3年に一度のペースで見直されており、前回2015年度の改正時には2.27%ダウンしました。
簡単にいうと介護事業者の収入が2.27%下がったという事になります。
介護施設からすれば、利用者が減ったわけでもないのに収入が減るわけですから大変ですよね。
経営努力ではどうにもならない「介護報酬の見直し」という問題が介護業界にはあるわけです。
介護報酬の見直しが3年に一度行われるのであれば、従業員の給料も簡単にあげることができません。
給料上げたけど、介護報酬で施設の売上が下がった・・
となれば、介護施設の存続に関わりますからね。
- 無資格でも始められる
- 未経験でも始められる
- 介護報酬の見直し
介護士が少しでも給料を上げるにはどうすれば?
では少しでも介護士の給料をあげるためにはどうすればよいか?
ほとんどの人が「資格を取る!」と回答すると思いますが、ぶっちゃけ介護の資格で給料なんてほとんど上がりません。
現役の介護士の方はご存知かもしれませんが、介護は資格をもっていても大きな手当は付きません。
以下は資格を持っている人に対する、手当の支給額をまとめたものですが、約4割の介護施設が資格手当を支払わないとしています。
資格手当なし | 約42% |
1.000円~5.000円 | 約9% |
5.000円~10.000円 | 約13% |
10.000円~15.000円 | 約11% |
15.000円~20.000円 | 約3% |
20.000円~ | 約7% |
介護士の資格は国家資格ですが、持っていてもたいして給料が増えるわけではないのです。
衝撃ですよね。
では介護士として給料を少しでもあげるのはどのようにするべきかというと、根本的に給料の高い職場へ就職・転職するのがベストです。※これはマジです。
- 資格をとっても上がらない
- 長く働いても上がらない
のであればもう給料が良い介護施設で働くほかありません。
少しでも年収を上げる就職・転職をしよう!
介護士になるほとんどが
- 町の求人誌
- ハローワーク
- 学校の紹介
といったルートで仕事を探しますが、それでは年収の高い介護施設にはたどり着きません。
ではなぜ、ほとんどの方が良い求人にたどり着かないかというと、良い条件の求人はほとんど非公開だからです。
「非公開求人って何?」ということについてはこちらでは解説しませんが、「3K」ではない、良い条件の職場で働きたい方は、「介護士専門の転職エージェント」を利用することをおすすめします。
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まとめ
介護士の給料が安い理由は
- 無資格でも始められる
- 未経験でもOK
- 介護報酬の見直し
の3つが大きな原因といえます。さらにいうと「資格をとっても給料がほとんど変わらない可能性もある」わけですからそりゃ介護士の給料は安いわけです。
介護士としてしっかりとした給料をもらうためには、初めから給料が高い、資格手当がある職場を選ぶのがベストです。
今まさに給料が上がらずに悩んでいる方、これから介護士として働こうと思っている方は「非公開求人」から応募することをおすすめします。
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