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在宅介護について

介護の悩み「転倒事故」は100%無くならない!大切なのは予防と対策

こんばんわ!介護士のがんちゃんです。

今日は在宅介護でよくある事故「転倒」についてご紹介いたします。

高齢者の転倒事故は時には大けがに繋がるケースも少なくありません。転倒は誰もが起こす可能性があり、残念ながら100%無くすことは不可能と言えます。

しかしちょっとした工夫で転倒事故を減少させることは可能です。

今回はなぜ転倒事故は減らないのか?転倒しないための対策について紹介します。

なぜ介護高齢者の転倒事故をなくすことは出来ないのか?

そもそもですが、人は歩いていれば、誰もが転倒するリスクがあります。

高齢者だけではなく、私たちのように若者でも高齢者に比べリスクは少ないものの100%転倒しないとは限りません。

特に要介護者の場合

  1. 筋力の低下
  2. 視力の低下
  3. 認知機能の低下
  4. 関節可動域の制限

が原因で転倒事故に繋がりやすくなります。

転倒事故が減らないシンプルな理由

介護者の転倒事故が100%無くならないと言い切れる根拠は単純です。

要介護者から目を離す時間があるためです。

私は介護士として10年働いていますが、24時間付きっ切りでひとりの高齢者を看ることはありません。というか不可能です。

これは介護施設に限った話ではなく、在宅介護でもいえることです。

  • 1日朝から夜まで目を離さず見ることは出来るか?
  • 夜中、起きた時にすぐに支援をできるか?
  • 転びそうになった時すぐに支えることはできるか?

なかなか難しいですよね・・・

こうした理由から介護者の転倒事故は減らすことができません。

介護者の「転倒事故」を減らすための3つの予防・対策

介護者高齢者の転倒事故は100%防ぐことは難しいですが、ちょっとしたことで転倒事故を減らすことができます。

  1. 高齢者の身体機能の維持
  2. 環境面の整備
  3. 福祉用具の活用

この3つのポイント取り入れるだけでも転倒事故を大きく減らすことができます。

①高齢者の身体機能の維持(予防)

高齢になると筋力の低下が著しくなります。

  • 今まで出来ていたことが出来ない
  • 簡単に行えていたことができない

と思う高齢者も多いです。

筋力の低下を防ぐためには、1日短時間でも身体を動かすことが大切です。

筋力低下を防ぐ運動
  • 少しだけ多めに歩いてみる
  • ラジオ体操をやってみる
  • ストレッチ運動

特にラジオ体操はおすすめです!全身の筋肉を漫勉なく刺激するので筋力の低下を防ぐことができます。

立っておこなう事が不安な方は、座って行える体操でも十分です。

筋力の低下を防ぐと聞くと、難しく考えがちですが、

  • テレビを見ながら足の曲げ伸ばし
  • 踵の上げ下げ
  • 家族と会話をしながらストレッチ運動
  • チョットした暇な時間に座ったままの足踏み

など、気軽に行えるものもたくさんあります。

筋力アップを目的とするのではなく、筋力維持を目的にしましょう!

②環境面の整備(対策)

皆さんがいつも当たり前のように過ごしている家は、高齢者にとっては危険がたくさん潜んでします。

  • チョットした段差
  • 階段
  • フローリング
  • トイレ
  • 浴室

このような場所には「転倒防止対策」をすることで事故を減らすことができます。

効果的な対策方法

  • チョットした段差にはスロープの設置
  • 階段には手すりの設置や暗い所には電気の設置
  • フローリングは滑りやすいため絨毯を敷く
  • トイレには掴まるための手すり
  • 浴室には滑り止めのマット

他にも色々あると思いますが転倒しやすい場所や危なそうという所があれば早めに改善しましょう。

がんちゃん
がんちゃん
対策商品もたくさんでています!必要なものを調べてみて下さい。

③福祉用具の活用(予防・対策)

最近、介護者の歩行が不安定になって不安・・という方もいると思います。

歩行が不安定になってきた高齢者には適切な福祉用具を使用しましょう。

  • 1点杖
  • 4点杖
  • シルバーカー
  • 歩行器

と福祉用具にも様々なものがあり、どのようなものが適しているのか選ぶことが大切です。

適していない福祉用具を使用されている方も多く、そのような場合、転倒リスクが高くなります。

寝ている時間が多い方には

福祉用具は普段ベッドで過ごされる時間が多い方にも利用できます。

普段寝ている時間が多い高齢者の方によくある転倒事故が「立とうとした瞬間」です。

急に立つとバランスがうまく取れず、転倒してしまうわけです。危険ですよね。

そういった方に「離床センサー」がおすすめです。

離床センサーとは

離床センサーは寝たきりの方が急に立つなどしたときにセンサーが知らせてくれるものです。

  • 身体を起こした際にセンサーが鳴り、介護者に知らせる離床センサー
  • ベッドから足を下ろし、足が床に付いた時に介護者に知らせる離床センサー

など種類はたくさんあります。

この離床センサーは在宅介護だけではなく、入所施設でも多く使用されています。

がんちゃん
がんちゃん
寝たきりの介護高齢者が急に立って事故にならないよう「離床センサー」を活用するのもいいですね!

まとめ

転倒事故は無い事に越したことはありません。しかし「0」に出来ないのが現状です。

今まで1か月に1度、転倒していた方が、3か月・半年・1年に1度転倒となることでケガをする確率は下げることができます。

さらに高齢者は転倒した時には骨折や頭を打ってしまうというような大事故、大ケガに繋がってしまいます。

そのためには今回紹介した3つの対策が大切です。安心で安全な在宅介護になることを願います。