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介護の便利グッズ

とろみ付き自動販売機の5つの特徴!まだまだ課題もある?

こんばんわ!介護士がんちゃんです!

日本では1970年に高齢化社会に入り、その後も高齢化率は急激な上昇を見せており、1995年に高齢社会、2007年には高齢化率21%を超え超高齢社会へと突入しました。今後も高齢者率は高くなると予測されています。

そのような中、

  • 高齢者
  • 高齢者を持つ家族
  • そして介護職員や看護師

にとって画期的な自動販売機が設置されることはご存知でしょうか?

それが、とろみ付き自動販売機です。

がんちゃん
がんちゃん
今回は、現役介護士かんちゃんが考えるとろみ付き自動販売機の特徴と課題を紹介していきます。

とろみ付き自動販売機とは?

栄養療法食品・嚥下障害対応食品などの開発・製造・販売を手掛けるニュートリー(三重県四日市市)と自動販売機オペレーター大手のアペックス(東京都千代田区)が共同開発した日本初の新機能「カップ式自動販売機」です。(アペックスが特許出願中)

http://www.apex-co.co.jp/products/toromi/

2019年10月から病院などへ設置を開始し、2021年にはサービス付き高齢者住宅や有料老人ホーム等の高齢者施設、さらには商業施設への導入もニーズに応じて検討していく予定です。

とろみ付き自動販売機の5つの特徴

1.外出先にとろみ材を持っていかなくもOK

嚥下機能(飲み込む力)の低下した高齢者にとって、とろみ材は必要不可欠。

特に困ることが、外出先にとろみ材を持ち歩かなくて行けない事です。

携帯用のとろみ材は単価が高く、大容量のとろみ材を使用している方も多いので、とろみ付き自動販売機が普及することで外出先でも気軽にとろみ材入り飲料を飲めることは最大の特徴と言えます。

2.高齢者や介護者の負担軽減

とろみ材入り飲料を飲まれる方は、今まで、購入してから高齢者本人や家族、介護職員などがとろみ材を入れ、かき混ぜるという手間がありました。

  • 人によって水分量やとろみ材の量が異なる為、とろみ材が緩くムセてしまう。
  • とろみ材が固く飲み込みづらい。または、美味しくない。

と言う経験をした方は多いはずです。

とろみ付き自動販売機では、水分やとろみ材の量が一定に入っているため、安心して飲むことができます。

また、とろみ付き自動販売機が水分ととろみ材をかき混ぜるため、手間を省くことができます。

がんちゃん
がんちゃん
楽ちんですね!

3.とろみ材は安心のソフティアSを使用

ニュートリー株式会社が販売しているニュートリー ソフティアS(エス)です。

多くの高齢者施設や病院でも使用されているため安心して飲むことができます。

特に、ソフティアSは温度に関わらず一定の粘度で作ることができるため、温冷を販売するとろみ付き自動販売機には適したとろみ材と言えます。また、ダマにならず、素早く溶け、仕上がりが早いという特徴を持ったとろみ材です。

がんちゃん
がんちゃん
インターネット販売会社アマゾンにおいても高評価を取得しているとろみ材です。気になる方はどうぞ!

ニュートリー ソフティアS(エス) 500g スタンドパック お徳用 とろみ食用 嚥下用食品

4.とろみ材の固さは嚥下機能に応じて選択

とろみ付き自動販売機では3種類の固さから選ぶことができます。

  • 薄いとろみ
  • 中間のとろみ
  • 濃いとろみ

購入前に「とろみありボタン」ボタンを押し、とろみの濃さを選択するだけで、利用者に適したとろみ入り飲料を購入できます。

もちろん、とろみなし飲料の購入もできますので、家族や介護者も同じ自動販売機で購入できます。

5.徹底した衛生管理

設置後はアペックスのルートセールスが定期的に品質管理や衛生管理のトータルサポートを行います。

また、注文ごとに調理され、飲料ととろみ材を混ぜる撹拌棒は調理ごとにお湯で洗浄されるため、次の調理に影響しないよう衛生管理にも徹底した開発がされています。

とろみ付き自動販売機の購入方法

1. お金を入れる

2. とろみ有り、無しの選択
とろみが必要な方は「とろみありボタン」を押す

3. とろみの濃さの選択
中間とろみの方はそのまま飲みたい商品ボタンを押す
薄いとろみの方は「薄い」ボタンを選択
濃いとろみの方は「濃い」ボタンを選択

4. 商品の選択
HOT45℃前後
COLD20度前後

5. 出来上がり

という流れになります。

一般的なカップ式自動販売機にとろみの濃さを選択するだけですね。

がんちゃん
がんちゃん
自動販売機に書いてある字も大きくとても見やすい印象を受けました。

とろみ付き自動販売機への不安と課題

非常に便利なとろみ付き自動販売機ですが、いくつか課題もあります。

1. カップ式

主に高齢者向けに販売される自動販売機でありながら、カップ式という面では不安はあります。振戦(手が震えてしまうこと)がある高齢者は多く、上手に取り出すことができるのか。と考えてしまいます。

さらには、高齢者は皮膚が薄くとろみ材が入った水分は、一般的な水分より熱く感じられることもあります。こぼして火傷はしないのか不安です。

2. 濃いとろみはスプーンが無いと飲めない

濃いとろみ材飲料を購入してもスプーンが無ければ飲むことができません。

とろみ材は持ち歩かずに済んでも、スプーンは持ち歩かなければいけないのか。と考える人もいます。

現在、「ECO」と言われている中、使い捨てスプーンを設置することは反対する方もいますが、スプーンが無かったために飲めない。という方もいるはずです。

がんちゃん
がんちゃん
濃いとろみを選択した方には、スプーン付きになればとても親切ですね。

3. 商品数

  • コーヒー(ブラジル、コロンビア、モカブレンド)
  • ココア
  • お茶、抹茶ラテ、イチゴオーレ
  • お湯、水

と取り揃えていますが、高齢者は甘いものを好む方も多くいますので、もう少し多くのジュースを設置してもらえると良いですね。

がんちゃん
がんちゃん
脱水症状を防ぐために、スポーツドリンクが販売されると助かります。

まとめ

介護職のがんちゃんにとってとろみ付き自動販売機の普及は本当に楽しみにしています。

それは、とろみ付き自動販売機が設置することで、高齢者がもっと気軽に外出することはもちろん、近年猛暑が続き、脱水症状を起こす高齢者は増加しています。

そのような方を減らすために、身近にとろみ付き自動販売機が設置されるといいですね。

がんちゃん
がんちゃん
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