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介護の仕事

介護施設に入所してから褥瘡(床ずれ)が・・原因は職員にあり!?

こんばんわ!介護士のがんちゃんです!

介護施設に入所した家族の体に褥瘡(床ずれ)が目立つ・・

という方もいるのではないでしょうか。実はの原因は介護施設の職員にあるかもしれません。

今回は

  1. そもそも褥瘡とは何か?
  2. 褥瘡の好発部位(できやすい部分)
  3. 褥瘡ができる理由は介護職員にあり

の3点について紹介します。

そもそも褥瘡(床ずれ)とは

褥瘡は自分では身体が動かせなくなり、長時間の同一体位によって圧迫され、血流が悪くなったり、滞ることで皮膚に発赤、ただれ、傷ができてしまう事を言います。

褥瘡の初期症状は皮膚が赤くなる「発赤」です。

しかし重症化すると、皮膚がただれ、穴が開き、骨が見えるまで深くなります。そこまで重症化すると、簡単には治らず発熱もしやすく、高齢者は辛い思いをしてしまいます。

褥瘡の好発部位(できやすい部分)

褥(じょく)瘡(そう)は寝ている状態によって好発部位は変わってきます。

・仰臥位(仰向け)

後頭部、背骨、仙骨部、踵

・側臥位(横向き)

頬、耳介部、腸骨(骨盤)、大転子部、膝関節外側、外踝部(くるぶしの外側)

・座位

仙骨部、背部、肘関節部

がんちゃん
がんちゃん
共通して言えることは骨が突出している部分に出来やすいということです。

褥瘡(床ずれ)ができる原因は介護職員にあり

ここからが本題です。

なぜ褥瘡はできるのか?

答えはたくさんありますが、介護施設に入所してから褥瘡ができた場合は、介護職員のケアがいき届いていない可能性が高いと言えます。

原因① 定時での体位交換が行われていない。

褥瘡ができる一番の原因が体位交換が行われないことです。

褥瘡は長時間同じ部位を圧迫することで発生します。

介護施設では基本的には2時間に1度体位交換(右向きだった人を左向きなど)を行っています。夜勤中でも最低2時間に一度は夜間巡視、体位交換を行っているため、きちんと巡視、体位交換を行っている施設では褥瘡とは無縁でしょう。

原因② 清潔が保たれていない

褥瘡は不潔になることでできやすくなります。

仙骨部(おしりの割れ目の上)は褥瘡の好発部位の代表的な部分です。オムツ交換の際、ただオムツを交換するだけでは清潔は保たれません。泡ソープで洗い、しっかりと洗い流すことで清潔の保持が出来ます。

他の部位では身体を清拭し、皮膚がカサカサしているときには、保湿剤を塗るなどして、身体を綺麗にしている施設では褥瘡は少ないと言えます。

原因③ 栄養がきちんと摂れていない

褥瘡の原因は栄養面にも関係しています。

きちんと栄養が摂れないと褥瘡ができやすいです。高齢者の中には食事を食べても栄養が吸収されにくく、体重がどんどん減ってしまう方もいます。

その方達にはどのようなケアをされているでしょうか?3度の食事を摂っているものの体重が減少している人には

  • 高カロリー食
  • 養補助食品・栄養補助ゼリー

等があります。

食事以外に栄養を補うことで褥瘡予防を行う事が出来ます。

原因④ 使用されている物品はどうか

ベッド上で休まれる時間の多い方にどのようなマットレスを使用されていますか?私たちが寝ているような硬いマットレスではありませんか?

マットレスにも、体重を分散させやすいものがあります。

また、介護用マットレスは高額なものも多く、施設によっては購入できない。

なんてことも考えられます。そのような経営的に厳しい職員のモチベーションは高いとは言えないので注意が必要です。

マットレスだけではなく、姿勢を整えるためのクッションも大切です。利用者様に適したクッションを使用することで、褥瘡予防にも繋がります。

自宅で利用する場合は有名なトゥルースリーパープレミアケアスタンダードタイプがおすすめです。

60日間の返品保証もついているので、身体にあわなかったら返品できるので安心です。


原因⑤ ちょっとした気遣いができていない

衣類やシーツのシワ、ギャッチアップや移乗介助時の摩擦でも褥瘡は出来てしまいます。
反対に職員のチョットした気遣いで、褥瘡を無くすことができると言えます。

施設見学や面会の時にシーツが綺麗に敷かれているかなどを見ることで、職員の意識が分かるかもしれません。

ここまでのまとめ
  1. 定時で体位交換が行われていない
  2. 清潔が保たれていない
  3. 栄養がきちんととれていない
  4. 使用されている物品はよいか
  5. ちょっとした気づかいができているか

以上5つが褥瘡のできる原因となります。

これらすべての原因から分かるように介護職員の意識で褥瘡を無くすことができるのです。現在はマットレスの性能が良くなったにも関わらず、褥瘡のある高齢者が入所している施設は十分に注意した方が良いと言えるでしょう。

実際に褥瘡がある人はいます。

介護施設入所してから褥瘡ができた場合は要注意

ですが、施設に入所されている方でも褥瘡がある人はいます。その多くは

  • 在宅介護から入所してきた人
  • 入院していて入所された人

これらの方は褥瘡ができている人は多いです。

在宅介護では家族が対応しない、できない
病院に長期入院されている方は、治療目的のため拘束されていた

といった理由の為です。

在宅介護や長期入院によって褥瘡ができてしまっても、施設入所することで改善されます。実際に私の施設においても、長期間入院生活をされており、褥瘡を形成され退院される方もいます。

その方には

  • 介護職員の意識
  • 看護師による処置
  • 栄養士の食事管理

によって改善されます。

このように介護施設全体で連携し、ケアを行うことが褥瘡予防や治療には大切と言えます。

まとめ

介護施設で褥瘡ができやすい原因は5つ

  1. 体位交換が行われていない
  2. 清潔保持
  3. 栄養
  4. 物品
  5. 職員の気遣い

です。

介護職員、看護師、栄養士が連携することで褥瘡は無くすことができます!

一概に褥瘡の方がいる施設は悪いとは言えませんが、きちんとしたケアを行うことで褥瘡ができることはありません。

その中でも、高齢者と最も関わることの多い介護職員の意識は大切なのです。

今現在家族が施設入所され、褥瘡で悩んでいる方はもう一度施設を検討した方がいいですよ。