こんばんわ!介護士がんちゃんです。
今日は介護業界の平均勤続年数について紹介します!
介護業界はいわゆる「3K」で辞める人がとにかく多いイメージをお持ちの方も多いはず。平均勤続年数はある意味「仕事を選ぶための基準」です。
あまりにも平均勤続年数が短いようであれば、「やっぱりやめる人多いんだあ、、介護士になるのやめようかな・・」と思ってしまいますよね。
今回は介護士の平均勤続年数が気になっている方のために、介護士の離職理由も合わせてご紹介いたします。
介護士の平均勤続年数は5.5年
厚生労働省の「平成25年賃金構造基本統計調査」の発表によると短時間労働者(パート・アルバイト)以外の介護士の平均勤続年数は
ホームヘルパー | 5.6年 |
---|---|
福祉施設介護員 | 5.5年 |
となっています。
資格別に見てみると・・
さらに資格別にみてみると
介護支援専門員 (ケアマネージャー) |
7.6年 |
---|---|
介護福祉士 | 6年 |
介護職員初任者研修 | 4.1年 |
無資格 | 2.9年 |
介護でも上位資格になるほど勤続年数が長いことが分かります。
さらにさらに、介護にもたくさんの業種があります。
- 訪問介護員
- サービス提供責任者
- 介護職員 ← わたし
- 看護職員
- 介護支援専門員
- 生活相談員
結構たくさんありますね。
介護の業種別に平均勤続年数をみてみると以下のグラフのようになります。

【出典】平成25年度介護労働実態調査((財)介護労働安定センター)
介護業界全体的に5年以上10年未満の離職率が最も高いです。反対に15年以上働いた介護士の離職率は10%未満と少ない事も分かります。
5年以上働くことで介護サブリーダーや介護リーダー等の役職が付き、
責任や業務の量が増える一方で、
- 給料に反映されない
- 残業時間が増える
ことで離職率が最も高くなる原因かもしれませんね。
介護士の勤続年数を他業界と比較し見てみよう!
介護士の勤続年数は5.5年ですが、これが短いのか長いのか、よくわからないですよね。
業界 | 勤続年数(年) |
金融、保険業 | 15.9年 |
製造業 | 15.2年 |
建設業 | 13.5年 |
不動産、物品賃貸業 | 10.5年 |
宿泊、飲食サービス業 | 9.5年 |
介護士 | 5.5年 |
めちゃくちゃ短い
各業界ごとに平均勤続年数を比較してみると介護士の平均勤続年数がダントツ短い事が分かります。
激務なイメージのある金融、保険業や製造業と比較しても、約10年も平均勤続年数が短い・・
介護業界の勤続年数が短い理由には3つある
介護士の平均勤続年数はほかの業界と比較してもかなり短いです。
なぜこんなにも平均勤続年数が短いのか、その理由はおもに3つあります。
- 激務にも関わらず薄給
- 資格さえあれば就労可能
- 条件の良い仕事を見つけた
① 激務にも関わらず薄給
介護士は激務の割に薄給です。
平成28年度、日本の平均年収は422万円ですが、介護士の年収の平均は378万円。
年収にするとマイナス44万円となっており、月給に換算すると約3万6000円も安いと言えます。
全業界の平均年収 | 422万円 |
介護士 | 378万円 |
差額 | 44万円 |
介護士の仕事は
- オムツ交換
- 入浴介助
と言った身体への負担が大きい業務も多く、さらに「夜勤があり仮眠ができない」「シフト制のため生活のリズムがつかめない」と精神的にもキツい仕事が多いです。
② 未経験でも就労可能
介護業界は慢性的な人手不足のため、資格なし・未経験でも採用されやすい傾向があります。
そのため、
と、軽い気持ちで介護業界で働く方もたくさんいます。
わたしの経験上、「とりあえず働いた方」はもともとも介護に対する思いがないので、つらいことがあったらすぐに辞めます。
こうした「軽い気持ち」で働いた方の離職が多いため、介護業界の平均勤続年数にも大きく影響を与えます。
③ 条件の良い仕事を見つけた
実はこれが一番の理由かもしれません。
介護施設は民間・訪問などすべてを合わせると全国に事業所が10万件近くあるとされています。
意外ですよね。しかも少子高齢化にともない介護事業者は増加傾向にあります。
これだけたくさんの介護事業所があり、さらに介護は慢性的な人手不足。
ということは、介護経験者はどの施設からも喉から手がでるほど欲しがられる人材です。そのため、条件の良い職場に転職する場合も多く、今の職場に不満があったらすぐに次の職場を探すケースも少なくありません。
一言に「介護」といっても介護施設や事業所によって労働条件は様々です。
- 有給取得率
- 退職金制度
- 賞与
- 産休、育休、介護休暇
- 託児所の完備
- 平均残業時間
- など・・・
年収はもちろんですが、福利厚生を含む、とにかく条件の良い施設や事業所に勤めることで勤続年数は長くなります。そのため好条件の介護施設や事業所では離職率も低いと言えます。
介護業界で10年働いてみて多かった「離職理由」
ちょっと本筋からずれますが、わたしは介護士として10年働いています。10年も働いているとこれまで退職した人を何人も見届けるわけです。
参考までに、実際の介護施設や事業所で聞かれる離職理由を紹介したいと思います。
- 給料が安い
- 早番、遅番、夜勤といったシフト制が大変
- 業務上身体の負担が大きく、腰痛などが原因
- 結婚し遅番や夜勤ができなくなるため
- 現場の意見を聞いてもらえない、反映されない
- 昇給がほとんどなく将来が不安
介護士ならではといった退職理由もありますが、やはり一般的な会社員と一緒で、「給料があがらない」「上司と合わない」という理由で退職される方も結構いました。
給料が高く・好条件の職場で働こう!
介護士の平均勤続年数は短いですが、説明した通り、良い職場に巡り会えればやめる方はほとんどいないわけです。
ではどのようにして良い職場を探すかというと、非公開求人がおすすめです。
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まとめ
介護業界の平均勤続年数は5.5年と、ほかの業界と比較してもかなり短いです。
その理由は3つ。
- 激務にも関わらず薄給
- 未経験でも就労可能
- 条件の良い仕事を見つけた
しかしなかには平均勤続年数が長い介護施設や事業所もあります。そうした職場に共通して言えることは「条件がいい」「働きやすい」ということです。
せっかく介護士として働くのだから少しでもよいところで働けるようにしましょう!
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